これは何かというと中国の旅順観光バスツアーのパンフレットです。2年前に大連に旅行をしたのですが、その時、地元の旅行業者に執拗に付きまとわれて申し込んだツアーです。
彼らはホテルの入口を巡回していてカモを狙っています。ホテルが決まっていない客にはマイクロバスに乗せてホテルを案内しますが、抜かりなくツアーの申し込みも迫ります。
半分お金を捨てたつもりで諦めていたのですが、当日朝はホテルにガイドの女性が迎えに来てくれて、丸一日のバスツアーでした。肝心なツアーの内容は地方から大連観光に上京した中国人向けなので、日本人から見るとうんざりしそうなショウ、猛獣園にバスでそのまま乗り入れて、ライオンがニワトリを襲う猛獣ショウなどでどうかと思ってしまいます。あとはタイから来た雑技団のワニ使いがワニの口の奥まで頭を突っ込むというショウで、もしガブリと噛まれたらどうするのだろうとハラハラドキドキでした。
要するに、旅順は日本人が思い描くところの日露戦争当時の寒村ではなくて、(当たり前ですが)大連旅順のセットで鎌倉江ノ島に匹敵する観光地なのですね。ツアーでは期待した日露戦争の史跡は僅かしかありませんでした。なぜって中国人は日露戦争には興味ないのですから。
ついでに、大連はクルマがとても多くて排気ガスで空気が悪いです。まず、喉を痛めます。

