お友達から北欧のサンタクロースの美しい人形をいただきました。子供向けのデフォルメされたものでなく、サンタの表情まで注意深く表現されています。子供達に慈愛をそそぐ、思慮深い慈父が描かれていることがうかがえます。
質感や重さは陶器のようですが、大人が思わず覗き込んでしまうよう芸術的な作品です。でも、サンタの人形を目の前にして思うことは、幸せなクリスマスを過ごす子供もいれば、可哀想に命を絶たれる子供達もいるという現実です。
アメリカ社会で銃による無差別殺人が繰り返されていることを考えるとき、犯人達の心の内面は決して幸せに満たされることなく、なにがしかの理由により荒廃した不幸なものであると言わざるを得ません。
銃規制に強硬に反対する全米ライフル協会(NRA)こそは、オバマ大統領が頭を悩ませる最たるものですが、さらにこのNRAが民主党と拮抗する共和党の支持団体で深い繋がりがあることを知るとき、なかなか一筋縄ではいかないことが分かります。オバマ大統領の苦衷推して知るべしです。
アメリカ建国以来、護身のための銃の所有権利は、それこそ我々日本人には到底理解出来ない奥深いものがあるのだとは想像出来ます。それにしても、銃の構造や機能を制限したり、犯罪者とクマ以外の罪のない弱者相手には発砲出来ないようなハイテクな銃は出来ないのでしょうか?火星探査計画にお金をかける前に、ハイテク銃の研究開発に全力傾注して下さい。アメリカはそれくらい出来るでしょう。
願わくは、悲惨な銃撃事件がこれ以上起きないことを日本の片隅から祈るだけです。
