アウトドアショップで見たポイズンリムーバーです。商品のPOPには強烈なハチの絵が描かれていて、虫に刺された際に毒を吸い出すツールだということが分かります。使ったことはありませんが果たして有効なんでしょうか。
インセクトと書いてありますから、傷口の小さい昆虫に限定だと思いますが、一刻も早く刺された部位をきつく縛って薬を塗る方がいいのでは?
つまり、昆虫の毒は少量ですし、色が付いているわけではないので、道具で吸い出すのは結構難しい気がします。
話が飛びますが、昔はヘビに咬まれたら傷口をナイフで切開して口で毒を吸い出す、という方法が広く膾炙されていました。が、これは口の中に怪我をしていないことが絶対条件ですし、むしろ傷口を広げてバイ菌に感染することを防ぐ方が重要という認識に変わっています。そういう意味ではヘビ毒こそリムーバーが必要かも知れないですね。
また、余談ですが、漢字一文字をフェルトで貼りつけたキャップが流行っていたとき、都心の繁華街で「虫」と書いたキャップを意気揚々と被っていたアメリカ人(たぶん。英語を話していたから。)の青年が、一緒にいた日本人の友達に「What is this?」と尋ねて「Insect!」という答えを聞いた途端、とてもガッカリした様子でした。そう言えば、我々日本人も横文字の沢山入ったTシャツを意味もなく?着ていますけど、これこそ全く同じことですね。
