庭のグラパラの花が咲きました。知り合いの方からいただいてすぐ、葉っぱの一枚を食べてみましたが、あまり味がしなかったです。外国でよく食べられ、最近は日本のスーパーでも売っているそうですが、何も味付けをしないと我々日本人は一般的にダメですね。
本多勝一氏の紀行文を読むと、例えばニューギニアの高地に住む民族が美味しそうに食べているバナナを試しに食べてみたら、ボール紙を煮て食っているような味だったとか、エスキモーが穫ったその場で生肉にかぶり付くのはあくまで生食であって料理ではない、生肉であっても調味料を付ければ了解な料理であると書いてあります。
要するに人間の味覚はかなりいい加減なもので、与えられた条件下の比較では美味い不味いはあっても、民族の生活環境としてはそこで食するものが一番美味いと思い込んでいるという話です。
サラダに使う野菜は沢山あるので、もしグラパラが繁殖して毎日食べても大丈夫な量になったとしたら、果たしてグラパラを食べているでしょうか?貴方もぜひお試しください。

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