山の資料を整理していたら、中央線大月駅の釜飯の包み紙が出てきました。駅弁の釜飯というと信越線の横川の釜飯が昔からあまりにも有名で今では高速道路でもどこでも売っていますが、僕にとっては大月駅の釜飯の方が懐かしく思い出があります。
昔、大月の駅弁は売り子の小父さんが首から下げた大きな箱(形容が難しいのですが見たことがある方は分かりますよね?)に入れて、駅のホームを歩き回って販売していました。うまくいくと列車の座席に座ったまま買えるのですが、時間がないときは多少のスリルもあって楽しいものでした。
その後、大月駅では対面販売はなくなってしまい、ホーム中央の売店にいくつか置いてあるだけになりました。ちなみに製造元の桂川舘は大月駅近くにあって釜飯以外の駅弁も販売されていたようですが、現在はどうなのか僕は駅弁マニアと言うほどではないので分かりません。
何だかまた食べたくなりました。釜飯の容器は土鍋として使えますし、また見かけたら買おうと思います。それにしても、列車の窓が全部開けられた時代が懐かしいです。今の新幹線と特急は確かに速くて快適ですが、窓が開かずにどうしようもない閉じ込め感を感じることがあります。停車時だけ窓が開くようにして、駅弁を売ったらどうでしょうか。

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