昨日は町田市小山田へ出かけました。いつも思うのですが、尾根幹線のこちら側、南側には豊かな自然が残っています。一方、北側はすべて開発の波に洗われ、鉄道が通り、住宅地ができ、人口集結地となりました。この差は一体何なのでしょうか。
その昔はすべて広大な山林や田畑であったはずですが、ほんの偶然で鉄道が通ると水が染み渡るように人間の手が加わります。
小山田も次第に住宅が増えましたが、鉄道が延びることはないでしょう。現在、唐木田で多摩横山の丘陵にぶつかって止まっている小田急多摩線がトンネルを掘ってそこを抜けるとか、京王相模原線が橋本から延伸して相模川の水郷田名まで来ることを期待する地元のスローガンを見たことがありますが、用地買収費と建設費を取り戻すだけの利用収益がはたして上がるかと言えば極めて難しいように思えます。
そう言えば多摩モノレールでさえも多摩センター駅から南大沢駅まで延伸する余力がなくて、南大沢駅前の予定地であったところに出来たのが現在のラフェッタ多摩というアウトレットなんです。何がどうなるか分からないですね。
多摩に豊かな自然の残る小山田、小野路、黒川エリアなどは大切に保護されていくことを願うばかりです。

PR