昨日、奥多摩の山であらためて感じたのですが、山道に階段は不要です。元々、人間の歩幅は人によって全部違うので、階段の幅や高さは一律に決めていいものではありません。都市の建築物ならば仕方ないですが、自由歩行の山に階段を作られると苦痛です。作った方は親切で作っているのでしょうが。
もう一つの問題は雨で土が流れても、写真のように階段の木だけが残ってしまうということです。この写真よりもっと深く、まるでハードルのコースのようになっている山道もあります。ここで転んだら間違いなく骨折です!地面の表土に植物のない土(特に赤土)だけの斜面では雨で必ず土が流れます。階段は極力作らないでください。階段の無い方が山を登るのは全然楽なのですが、階段を作られる方は山を登ったことがないので階段が楽だと思って作っているはずです。もしもお役所仕事でどうしても階段を作るのであれば、最低限土が流れないような工夫をしてください。

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