昨夜はまた水餃子を食べました。また、というのは時々家内が餃子を手作りするからです。中国ではお祝いごとに欠かせないのが水餃子で、お正月には家族総出で作ります。日本ではほとんど焼き餃子ですが、これだと醤油とラー油の味が強いですね。水餃子だと中身の具の味が勝負になるのですが、具の本来の味が出てとても美味しいものです。中国ではまず茹でたての水餃子を食べるのが一番美味しくて、あまった餃子を次の日に焼いてたべるのです。
写真では小麦粉を混ぜるところは載せていませんが、練って打って、団子にして、それを薄い皮に伸ばして、具を包みます。伸ばすときには棒を使いますが、これは横浜の中華街でも売っています。皮を作るのはそれなりに大変なのですが、日本で市販の餃子の皮は焼き餃子にしか使えない薄さです。これで水餃子を作ったら、お湯の中で皮がほどけてバラバラになってしまいます。手作りの水餃子の皮は肉厚で丈夫です。
茹でたら熱いうちに食べます。具の味をしっかり付ければ、醤油もラー油も不要です。それから、餃子をゆでた茹で汁もそれなりに美味しくて、お椀に入れてスープとして飲めます。ちょうど、日本のそば湯と同じですね。少しでも水餃子に興味を持っていただけると嬉しいです。
一番良いことは、部屋の中がニンニク臭くならないことです。中身の具にはニンニクを入れませんし、それから焼かないので煙も出ないです。皆さんもどうぞ試してみて下さいね。



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