今から半世紀以上も前に最初のハエ男の映画か作られ、その後、続編やリバイバル版が繰り返されてSF映画の一角を占めるまでになりました。
ハエと人間が融合するという当時斬新なアイディアは映画の度に新しい融合転送装置がデザインされて楽しませてくれました。考えてみると、ハエと人間が一緒になってしまう恐怖から、ハイブリッドな人間に生まれ変わって特殊な能力を身につけたいという方向に変わってきたのではないでしょうか。主人公も絶望に打ちひしがれる一方から、次第に自分を陥れた相手に復讐するまでになって来ました。
そもそも、人間が変身するという伝説は古来から狼男や吸血鬼の物語を生みました。つい近年のXファイルでもオオカミや犬、トカゲ男までを取り上げています。変身願望は実は人類の普遍的な欲求なのかも知れません。さすがにハエ男シリーズは相当作られて、最近はスパイダーマンが流行りかも知れませんね。
そう言えば動物に変身ではありませんが、超人に変身するスーパーマンもドラマや映画で作られましたね。今後は一体何が流行るのでしょうか。

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