薬屋さんの店頭で肝油ドロップの缶を見ました。懐かしいと言いますか、あまり思い出したくもない味ですが、小学校のとき飲まされたものです。
最近は肝油ドロップと聞いても聞き慣れない方が多いと思いますが、小生が小学生の頃、日本人はまだ栄養不足で、それを補うため小学校では希望する家庭に肝油ドロップを販売していたのです。
それで肝油ドロップとは何かと言うと、その頃たくさん穫れた深海魚(タラ)の肝臓から取れた油を固めたものです。
ついでに書くと、他に学校で販売していたのは学研の「科学と学習」と言う教育雑誌でこれには結構立派な実験用の付録が付いていて、毎月々々、雑誌の到着を心待ちにしていたものです。それにしても特定の出版社の出版物をずっと学校で販売していたというのは大変な影響力があったのですね。もしかして、当時の教科書もほとんど学研だったのでしょうか?
