「スターリングラード」(Enemy at the Gates )は、2001年公開のアメリカ、ドイツ、イギリス、アイルランド合作の戦争映画です。独ソ戦最中のスターリングラードにおける攻防戦の中で狙撃兵同士の死闘を描いた作品です。 ジュード・ロウ演じる実在の人物ヴァシリ・ザイツェフは有能な狙撃兵としてソ連共産党の機関紙で宣伝され、英雄となります。一方、ドイツ軍はヴァシリ・ザイツェフを仕留めるため、狙撃の達人であるケーニッヒ少佐をスターリングラードに派遣して来るのですが、このケーニッヒ少佐は存在自体が実在の人物でなく、どうもソ連共産党がヴァシリ・ザイツェフの相手として作り出した架空の人物と言われています。 http://tokyohiking.blog90.fc2.com/
「戦場にかける橋」(The Bridge on The River Kwai)は、1957年公開の英・米合作映画です。「戦場にかける橋」とは、タイ王国のクワイ河に架かるクワイ川鉄橋を指しています。原作はフランスの小説家ピエール・ブールですが、彼は「猿の惑星」をも書いたことで知られています。 1943年のタイとビルマの国境付近にある日本軍の捕虜収容所を舞台に、捕虜となったイギリス軍兵士らと、彼らを強制的に泰緬鉄道建設に動員しようとする日本人大佐との対立を描いた戦争映画です。テーマソングとなったマーチ「ボギー大佐」は「クワイ河マーチ」として有名になりました。 この映画では捕虜収容所長の早川雪洲の態度がきわめて日本人的でない演出だ、という批判があったものです。 http://tokyohiking.blog90.fc2.com/
この映画「北京のふたり」(原題: Red Corner)は1997年製作のアメリカ映画ですが、観た人にしか分からない共産主義社会の怖さがあります。殺人犯として逮捕されたリチャード・ギアはアメリカ大使館へ連絡することも許されず、屈辱的な拘置所での生活を送りますが、その中でも命を狙われ、危ない目に何度も見舞われます。
「ダンス・ウィズ・ウルブズ」(Dances with Wolves)は1990年のアメリカ映画です。監督・主演・製作はケビン・コスナーが私財をつぎ込んで務めました。南北戦争時代の西部フロンティアを舞台に北軍の中尉とスー族のインディアンとの心の交流を描いた作品です。インディアンと同化した白人の視点から当時のアメリカ社会を批判するという斬新なストーリー、さらに壮大なスケールで描いたアメリカ西部の大自然や開拓の歴史が絶大な賞賛を獲得して世界中で大ヒットしました。