1960~70年代の映画によく出演しているのがハンス・クリスチャン・ブレヒ(Hans Christian Blech)というドイツ人俳優です。早い話、戦争映画によく出演するのですが、上官に正論を叩きつけて左遷されるといった感じで、任務遂行より戦争自体に懐疑的なところを演技しています。バルジ大作戦ではロバート・ショウ演じるヘスラー大佐の運転手コンラート伍長でしたが、大佐の戦争遂行精神に満足せず、異議を唱えて歩兵部隊に回されました。ユーモアとペーソスたっぷりの役者さんでした。ドイツでは戦前から舞台に立っていたそうです。

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